頭が真っ白になる原因

頭が真っ白になる原因

 

 

そうした経験は誰にでも多かれ少なかれあるのですが、ひんぱんに頭が真っ白になったりするのでは、やはり何かしら対処が必要ということになるでしょう。まずはどうして「頭が真っ白になる」のか、その原因を考えてみましょう。

 

 

頭が真っ白になる状態と言うのは、病気や緊張が原因ではないとされているようです。下手に緊張するのを克服しようと無理に頑張ったり、自分は脳の病気なのではないかと悩んだりしてはいけません。

 

 

「頭が真っ白になる」原因として二つ考えられます。それは「感情の問題・大脳辺縁系」と「解離の問題・自律神経系」ということになります。一般的には「感情の問題」が原因になることが多いようです。

 

 

基本的に脳は理性より感情が強いのです。ちょっとした出来事から、怒ったり焦ったりするわけですが、その際に頭の中がまとまらなくなるのは、感情が刺激されることで脳機能が低下してしまうからなのです。「感情的になる」、「頭に血がのぼる」というのが、イメージとして伝わりやすいかもしれません。

 

 

脳の大脳皮質には、思考をつかさどっている前頭葉という部分と、感情をつかさどる「大脳辺縁系」という部分があります。感情が刺激されて頭が真っ白になるのは、この二つが同時に働いた場合です。より原始的なのは「大脳辺縁系」で、こちらの方が勝ってしまうと思考がうまく働かなくなるのです。